ライフジャケットと熱中症

水辺の命綱、ライフジャケットが命の危機を招くことがある。

今回はそんなお話です。

9/20(日)、とある施設の子どもたちを対象に秋の釣り体験教室がありました。主催は日本釣振興会大阪府支部、運営をJOFI大阪が担い、当日の運営責任者は私でした。教室の生徒16名全員がライフジャケットを正しく装着していざ釣り場へ。台風25号の接近で開催が危ぶまれましたが、台風の速度が急に遅くなったおかげで当日は、風も穏やかなくもり空。少々蒸し暑いのが気になるところでしたが、この「蒸し暑さ」にもっと注意しておくべきでした。

10:00前からの釣り開始と同時に、サビキ仕掛けに小サバやカタクチイワシが続々と掛かります。みんなに夢中になり、大喜び。爆釣の最中ですが、熱中症予防として事前に決めていた30分程度に1度、釣りを止めて水分と塩分(塩飴)の摂取を促し、実行させます。

ただ、(くもりだし、風もそれなりに吹いているし)と少し油断していました。

開始から1時間を過ぎた頃、数名の子が「ちょっと気持ち悪い」とタープテントの下で横になりました。顔が少し火照っており、軽い熱中症ではないかとライフジャケットを脱がし、首筋などを保冷剤で冷やしながら休んでもらいました。そして、まだまだ魚は釣れ続いていましたが大事をとり、予定よりも前倒しで釣り体験教室を終了。

気分の悪い子どもたちも歩けないほどではなかったので、駐車場までゆっくり戻り、エアコンの効いた車内で休んでもらってようやく元気に。釣り場で食べるはずだった昼食のお弁当を車内で食べて無事、帰路に着くことができました。

今回の体調不良の大きな原因は蒸し暑い中、厚手のライフジャケットを正しく、ピッタリと着用し、魚釣りに夢中になって忙しなく動いたことと推測します。ジャケットが体温の上昇を促してしまったようです。大人のスタッフはみな膨張式のライフジャケットを着用していたために、「暑さ」に気づけていなかったのも申し訳なかった点です。くもり空でも油断せず、湿度が高い日は特に注意すべきだと実感させられました。

釣り場に向かう前に安全上の注意事項として、「水辺にいる間はライフジャケットを脱がないようにしてください」とのお願いをみんな、忠実に守ってくれたがための体調不良。暑くなってきたら一旦水際から離れ、ライフジャケットを脱いで休憩するようにとも伝えておくべきだったと反省。「脱いで休憩」は、頭の片隅にはあったのですが、あまりの釣れ具合とくもり空での油断が重なり、気がまわりませんでした。

今回の件、大事に至らなくてよかったで済まさず、危険な事例としてJOFI大阪内でも共有し、今後の事業運営に活かしたいと思います。小さなお子さまを連れてファミリーフィッシングを楽しまれるご家族の中で、お子さまににライフジャケットを着せているお父さん、お母さんも多いかと思います。

からだに密着させ、正しく着用しているほど、場合によっては体温が上がり、熱中症になりやすくなるかもしれませんので、秋の季節もくれぐれもお気をつけください。

今回は、そんなところで。

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