「JOFI」とは、Japan Official Fishing Instructorのイニシャル。そこに大阪を組み合わせれば、JOFI大阪のできあがり。読み方は「ジョフィ オオサカ」。正式名は「大阪府釣りインストラクター連絡機構」。大阪府在住で、(一般社団法人)全日本釣り団体協議会が公認する釣りインストラクターの資格所有者で組織された釣り関係のボランティア団体です。大阪を冠していることからもわかりますが、JOFIは都道府県単位で組織されており、都道府県単位で活動しています。
とはいえ、47都道府県のすべてに存在しているわけではなく、2025年6月現在、全日本釣り団体協議会オフィシャルサイトに活動状況のリンクが掲載されているのは、
岩手/栃木/埼玉/千葉/東京/神奈川/愛知/大阪/兵庫/広島/山口。
公認釣りインストラクターの活動には、「広く一般の釣り人に対して釣りの技術伝承や水産資源と釣り場の環境保全、釣り場のルール・マナー等の指導をおこない〜」とかなんとか、、、なんだか高尚な役割が課せられております。
しかしまあ、知らない人がそんなのを見たら、「なんだか偉そうな組織だな」と鼻白むこと請け合いなのでは? そこで、面倒臭い外面は脇に置いて、ここでは私が入会以降15年以上にわたる活動をとおして体験してきたJOFI大阪の主な活動を簡単にご紹介します。
ゴミ拾いとか、釣り教室とか
現在、JOFI大阪が主催するイベントはありません。たとえば日本釣振興会や日本釣り団体協議会のほか、各自治体、あるいはボーイスカウト日本連盟をはじめとした団体が主催するイベントに協力というスタイルで活動しています。内容は釣り場のゴミ拾いや稚魚放流、水中清掃のサポート、釣り教室などでの初心者を対象にした安全講習や実釣インストラクターなどで、9月〜11月の土・日曜日に活動が集中します。釣り物の多い秋の好シーズンの週末に、プライベートな釣りの時間が削られ、フラストレーションが溜まりがちになるのがタマニキズです。

大阪南港魚釣り園護岸の巡回
巡回というとなんだか警察な感がありますが、ホイッスルを吹いて威圧的に何かするなんてことはありません。釣り場を歩き、根がかりやライントラブルなどで困っている初心者の方を見かければ解決のお手伝いをし、柵の外へ身を乗り出しそうになっている元気なお子さんを見かければ「危ないよぉ〜」と注意したり。メタルジグなどをキャストしている方々の中で、後方確認が疎かになっている人がいれば「気をつけてね」と声かけしたりなど、事故につながりそうなあれこれに目配せしながら、来場者数をカウント。そんなこんなの活動を毎月日曜日、月2回程度おこなっています。そのほか5月〜10月のハイシーズンには、月に1回程度の割合で、魚拓体験イベントも。主にファミリーフィッシングのお子さんを対象に、インストラクター自身も楽しみながら実施しています。

そのほかにも、釣りインストラクター講習会・試験 大阪会場の運営なども担当。より詳しい活動内容については、JOFI大阪オフィシャルサイトで活動レポートが公開されていますので、もしご興味をお持ちの方はそちらをご覧ください。
今回は、そんなところで。