6/14 土曜日は梅雨前線が活発で、予報どおり終日の雨(そこそこの雨量)。ということは日曜日、川は増水傾向で堰が開放されるはず。川というのは新淀川で、堰は淀川大堰のことです。普段、流れの乏しい新淀川で、流れの出るタイミングは魚の活性が上がる絶好機。というわけで雨上がりの日曜の朝、淀川大堰より1〜2km下流にスズキ狙いでエントリーしました。

立ち位置から沖15m付近にゴロタ石が一文字状に並び、その先がブレイク。狙いは当然、ブレイクに絡むゴロタ場です。流れも効いていて雰囲気抜群。シャローランナー → ミノー → シャッドと手早くローテーションしてみますが甘くはなく、ノーバイト。(アクションを強めてみるか)と、シャローを引ける鉄板バイブレーション(フラッシュユニオン シャローウエッジ 14g)を引いてみると初投でバイト&フックオフ…。しかし、次のキャストで再度のバイト&今度はしっかりフックアップ! 結構な重量感と、水面にチラッと見えた魚体が(あれっ、茶色?)。エイが頭をよぎり、少し腰が引けましたが、引きは一直線に突っ走るエイのそれとは違う。下へのツッコミをあしらい、浮き上がらせると大きな口が一瞬見えました。雨後の濁りで魚体は確認できませんが、(よし、シーバス)と疑うことなくやりとりし、完全に浮かせてみるとあれ? なんとまあ、お久しぶりのブラックバスさん?! コロンコロンに太った筋肉質の立派なボディから(えっ、60up?)なんて思いましたが測ってみると、口閉じ尾開き55.5cm。淀川でははるか20年ぶりくらいのランカーサイズ。って、いや、ここ、新淀川だし。大堰の下だし、汽水域だけど。

堰から流れ落ちてきたのでしょうか? ここでバスを釣ったのは初めてでした。当エリアでは60cm程の型揃いの鯉の群れをたまに見かけることもあるから、塩分濃度が薄く、もしかしてバスも定着できるのか? でも、それならシーバスのゲストでもっと釣れてもよさそうなものだけれど。年に何回かは、堰全開放のタイミングがあるはずですし、そのたびにバスが落ちて、生存し、定着しているのなら産卵もおこなわれて、それなりに魚影が濃くなっていると思うのです。やはり満潮時、塩分濃度が濃くなると生きられないのか。はたまた、いくら塩分濃度が薄くても産卵後の稚魚がうまく育たないのか? いやいや、ワームなどでしっかり狙うと、意外に手付かずの大型がコンスタントに釣れるとか(は、ないような気がするけれど)。
いまのところ、今回は「たまたま」がいくつも重なってのランカーキャッチだったということで。ランカーシーバス ではありませんし、狙ったわけでもありませんが、55upのバスはやっぱり、うれしいものです。またこの日は、3時間程度の釣行でしたが、スズキからの反応はなし。この時期の雨は水温を一気に下げることを考えれば、そもそも上流域のポイント選択が間違いだったのか、どうだったのか。よくわかりません。
今回は、そんなところで。